こんにちは、ぽに子です。
今日は少し暑くなるようですね。
コロナもどうなるんでしょう…
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この話題は重いからどうかな〜と思っていましたが、やっぱり書いてみようと思います。
どうもまだ、この手の話で多くの人が悩んでいる様子が方々から伝わってくるからです。
ずっと抱えているこの問題、うまく言葉にできるか、自信はありませんが頑張ります。
敢えてPTAに入らない選択をした以上、批判的であるのは否定しませんが、やりたい人を否定するつもりもありません。
私は子どもが小学校に入学する時、PTAには入会しない、と決めていました。
正確には、入学の半年前には腹を決めていました。
PTAに入らないと決めた時
私がPTAに入らないと決めるに至ったきっかけを簡単に話すと、幼稚園でクジで会長をやることになった事です。
PTA会長時代は、それはそれは大変で、子どもが幼稚園に上がったらやりたいと準備してきた事が全て吹っ飛びましたし、子どもを見てる場合じゃなかったです。
今でもあの時間を返して欲しいとは思うけど、大変だったんだから皆同じ思いをして欲しいとは思わないです。
むしろ、PTAという組織、様々な人の立場、関係、繋がり等々、見たくもなかったものまで見えたり、様々な問題点を感じるようになりました。そしてその壁がいかに厚く、高いものであるかは、コアに入った方なら分かるかと思います。
ただ、やりたい人が自ら入会する団体なら、その中身について、常軌を逸しない限り、とやかく言うつもりもありません。
みんな、価値観はそれぞれで、事情もそれぞれ、正しさもそれぞれです。棲み分けが必要です。でも、棲み分けが出来る環境が整っているところは僅かと言えるでしょう。
そして私の結論は、
PTAには入らない。それが私に出来る事。
という事でした。
必要最小限の抵抗であり、問題提起でした。
最初から入らないにはどうすればいいか。
方法は簡単です。
毎年始めの頃、連絡帳に
「お世話になっております。
PTAには入会しませんので、PTA関連の書類提出はありません。
1年間、どうぞよろしくお願いいたします。」
と一筆書いて終了です。
それに対して先生からは、
「承知しました。こちらこそ、1年間よろしくお願いいたします」
です。
感情を排除して、最小限に、かつ必要な事は必ず伝える。
と、これでも一応、当時は散々考えました。
本来なら、入会しない人が意思表示するのではなく、入会したい人が意思表示するものだと思いますけどね。
PTAがそもそも任意団体であることは、今やネットですぐ知る事ができることだけど、未だPTAとして明言しているところは少ないです。
地域差も大きいだろうことなので、その点に関しては今回は割愛するとして、私がPTAに最初から入らなかった結果、どうなったのかを書きたいと思います。
子どもは今年小学校6年生なので、最初から入らず、6年目になります。
PTAには最初から入らない結果、どうなったのか。
どうもなっていません。
毎年役員の募集のチラシや、”全員提出“とされている役員希望調査票が配布されますが、スルーです。
当然、入ってもいない団体の役員をするはずもありません。
唯一、6年生になった時にもしかしたら何かあるかも、という想定はありますが、コロナ禍でどうにかなりそうな気もしています。
もし火の粉が降りかかったら、振り払います。
また、昨年に今までなかった手紙が学校から出たのですか、学校に出された個人情報をPTAに渡す場合がある、というあり得ない内容だったので、これは抗議し、訂正していただきました。
他は普通です。
授業参観にも行けたら行くし、必要なら先生と連絡取りますし、不都合はないです。
あ、学級懇談会には出ません。私にとっては疲れるだけだから。面談もあるし、問題ありません。
ひとつ成果があります。
入学年はなかった文言が、先のお手紙に記載されるようになりました。
「PTAは任意団体です。入会を希望されない場合は教頭までお申し付け下さい」
超小さく、隅に書いてくるようになりました。
あの団体にしては、思い切ったなと思いました。
でも、しぶしぶかどうかは分かりませんが、事実を受け入れて出来る限り対応したのだと思います。
想像ですが、その一文を載せるのは簡単ではなかったと思います。
それでも相変わらず、多くの指摘を受けていながら、
「入りたい人は入って!」
と堂々と明言しないところは、姑息だと思います。
もし、義務外の税金を政府が取っていて、払う払わないの自由を明言していなかったら?
半ば自動的にあるいは強制的に徴収しておいて、「その税金は社会の役に立ちますから、義務ではありませんが皆さまに払っていただく必要なもの」となります?
だから仕方ないとなります?その社会に暮らしている以上、何らかお世話になってるんだから払わないなんてあり得ない!ってなるんでしょうか…?
何故か、こと、PTAに関してはこれが成立させられている。必要悪とすら言っちゃう人がいる。
善意がねじ曲がってます。金銭面的にも。
とは言え、私には経緯もあるし、ストレスも相当ありましたし、覚悟もありました。
どんな人にもそれが出来る社会とはまだまだ言えないように思います。
ご自身、家族、住む場所の地域性等、入らないという当たり前に出来るはずの選択に、見極めが必要なのは、残念に思います。
そういうとこ、逆手に取ってる辺りは本当、姑息。
でも、PTAに入らないことでの心配事は人生で考えれば一時的なもの。
乗り越えてしまえば、ストレスフリーです!!!!
情報が遮断されて、かえって良かった。
よく言われる、情報が入ってこなくなって困らないか?って話。
ないです。
本当に困ったら、学校に聞きます。
これが間違いないです。
入って来なくなって困る情報って何でしょう?
私の知る限り、保護者を通じて入ってくる情報は、ほとんどが誰かの憶測、誰かの主観が入った話、物事の超一面を捉えただけの話です。
しかも事実とは限らない。
それって、要る?
学校で大事なプリントが出されたとか、大事な提出物があるとか、そんなに大事なモノなら、それこそ保護者ネットワークに頼るものじゃないし。
その得ている情報って、結構どうでもいいか、わずかな安心を得られるだけだったりします。
保護者を経由した話は、私にはかえって邪魔ですらあると思っています。
PTAどころか、ママ友ともそれなりに距離を置いたので、雑音はほぼ入ってきません。結果、
最高です!!
他人のことは、結局は分からないことが大半だから、あれこれ悩むこともなくなった。
周りに振り回されて子どもを無意味に叱る事も強要する事も減ったし、
他人と比べなくなった。
イライラすることも激減して、
時間がたっぷり出来たから、
子どもの話をよく聞いてあげられるようになったし、
家族の時間もちゃんと確保できるようになった。
子どもの成長を心底楽しめて、
子どもの変化も気づける様になった。
家族と過ごす時間が何より楽しい。
最高です!!
もちろん、人によって大事なことは違いますから、あくまで私の場合は、という話にはなりますが、私はギリギリ取り戻せた、って思ってます。
人によっては自分のリソースを子どもや家族ではなく、他に向けた方が幸せだと言うこともあるでしょう。
みんなが同じにするのではなく、お互いを尊重しながら棲み分けて共存すればいいのになぁ、と思っています。
それが何とかお互いが平和でいられる方法なんじゃないかって思います。
そして多分、コペルニクスやガリレオの天動説のように、世を構成する人が入れ替わっていって、考えが受け入れられたように、PTAも変わっていくのかなと思っています。
長くなりましたが、進撃の巨人は本当に面白い。よく考えられていて、驚くばかり。
ちょっと難しいから、何度も繰り返し読んでます。PTA関連でお悩みの方にもおススメ。
あと、私は野本響子さんの考え方とか好きでよく読んでいます。
とても面白いし、共感できるのに控え目な人柄が出ていて良いです。
一度読んでみると、自分に巻きついている様々なことを冷静に受け止めて考えられるかもしれません。私も野本さんのおかげでだいぶ整理できました。
noteでも記事を配信されています。おススメな記事を貼っておきます☆
ではでは。
ぽに子
追記:その後の話もあります。