ぽにろぐ

パート主婦/中1ゲーム男子の母/ 夢は家族みんなが幸せでお金に困らない生活を送れること/おキャンプ研究部所属。メルカリ同好会。PTAには入らない派。

「社会を明るくする運動」作文対策、中学生におすすめの本。

こんにちは、ぽにこです。

 

息子、中学生になってはじめての夏休みです。

中学の夏休みの課題で、法務省の「社会を明るくする運動」の作文が出ました。

法務省:第72回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~

 

子の中学の夏休みの宿題は、

が基本で、夏休み明けに試験があるため、

  • 各教科のノートまとめ
  • 各教科の夏休み前からの課題で終わっていないもの

があります。

 

今日はその中の「社会を明るくする運動」作文についてです。

 

とても大切なテーマだと思いますが、中学生になったばかりの息子にはちょっと(いやかなり)難しいテーマです。

また要綱に、作文として取り組むにあたり、「日常の家庭生活や学校生活の中で体験したことを基に」考えるとありますが、なかなか切り口としても難しいと思いました。

 

好きなアニメやゲームの小ネタYouTubeとか見て、転げ笑いしているような中学生ですよ?

 

↑およそ社会課題とは縁遠い、仮想ワールドの住人。

 

彼の日常世界から、いきなりこの作文に入るのは、相当なハードモードです。

 

そこで、その背景や実態を知る手がかりにと、家にあった本をいくつか提案してみたので、今回はその本の紹介です。

 

まずは本を読んでみて、今現在起きている事件やニュースも話題にしながら、理解や考えを深めていけたらと思っています。

 

 

社会を明るくする運動とは

法務省が主唱の運動で、犯罪や非行のない明るい地域社会を築くための全国的な運動で、その一環で今回の作文コンテストがあります。

■“社会を明るくする運動”とは?
 “社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。令和4年で72回目を迎えます。

■地域のチカラが犯罪や非行を防ぐ
 テレビや新聞では、毎日のように事件(犯罪)のニュースが報道されていますが、安全で安心な暮らしはすべての人の望みです。犯罪や非行をなくすためには、どうすればよいのでしょうか。取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることもまた、とても大切なことです。
 立ち直りを支える家庭や地域をつくる。そのためには、一部の人たちだけでなく、地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。“社会を明るくする運動”では、犯罪や非行のない地域をつくるために、一人ひとりが考え、参加するきっかけをつくることを目指しています。

■あなたもできることから始めてみませんか
 “社会を明るくする運動”では、街頭広報、ポスターの掲出、新聞やテレビ等の広報活動に加えて、だれでも参加できるさまざまな催しを行っています。イベントに参加したり、このホームページを見たりしたことなどをきっかけにして、犯罪や非行のない安全で安心な暮らしをかなえるためいま何が求められているのか、そして、自分には何ができるのかを、みなさんで考えてみませんか。

 

おすすめ本①「貧困を考えよう」

まず1冊目は、岩波ジュニア新書の「貧困を考えよう/生田武志」です。

はじまりは、1999年に起きた池袋無差別殺傷事件の造田博(ぞうだ ひろし)死刑囚と、同じく1999年に麒麟を結成した田村裕(たむら ひろし)、二人の「ひろし」の話から始まります。 

 

 

親が子供を放棄して家を出てしまったという点で、造田博と田村裕という「二人のひろし」は共通している。そしてどちらも同じ1993年のことだ。

(中略)

造田博の場合、近所の人も学校も行政も手をさしのべることができなかった。田村裕は高校を卒業してお笑い芸人になり、一方造田博は高校を中退して、自分がやりたかった仕事をできず、職業を転々としつづけた。

1999年、田村裕は川島とコンビを組んで「麒麟」を結成し、造田博は無差別殺傷事件を起こした。2007年、田村裕の書いた「ホームレス中学生」はベストセラーになり、造田博は死刑が確定した。

 

この二人のひろしの生い立ちや周りとの関係性などを共通点と分岐点を考察しつつ、著者の関わる支援活動で出会う人々、支援者との話、様々なケース・データを通して貧困の実態や原因・課題について理解を深める、また考えるための「はじめの本」として適しているんじゃないかなと思います。

 

おすすめ本②「反省すると犯罪者になります」

2冊目は、岡本茂樹さんの「反省をすると犯罪者になります」(新潮社)です。

 

 

インパクトのあるタイトルですが、この本は「だから反省させてはいけない」ということではありません。

 

著者は大学で教員をしながら学生相談を兼務していました。

そこでたくさんの問題を抱えた学生のケースに遭遇し向き合ってきました。そういった経緯から、刑務所の受刑者の更生を支援する活動へと移っていきます。

 

実際に刑務所で受刑者の更生を支援する教育やカウンセリングを行いながら、見えてきたものは、どういったものだったのか、わたしたちが考えなければならないことは何か、問いかけます。

彼ら(刑務所にいる犯罪者)には本当はどのような支援が必要なのか・・・?

 

受刑者の支援をするなかで、受刑者の心の問題は、社会にいる私たちの心の問題とも無縁ではないことに気づきました。むしろ受刑者のことを知ることは、彼らの問題行動が殺人や覚せい剤といった極端な形で現れているだけに、私たちの身の回りで起きる心の問題をクリアーにしてくれます。

私たちが日常的に行っている「しつけ」や「教育」が、実は子供や若者たちを犯罪者にしている側面があるのです。

 

どちらかというと大人が読む本(子育ての参考本としても)ですが、中学生くらいなら充分読め、参考になると思います。

 

彼らの育ってきた過酷な環境、彼らが持ち得なかったもの、そこを生き抜くために形成されてきた思考、本能。

 

息子は、「パパに読ませたい!特に4章!」って言ってます・・。

親はいろいろと考えさせられてしまう本です。

 

おすすめ本③「子どもが増えた!」明石市人口増・税収増の自治体経営

3冊目は、自治体経営、まちづくりの話なので一見関係なさそうに見えますよね。

だけど、安全とわたしたちの生活は常に隣り合わせにあり、先に紹介した本にも書かれているように犯罪を未然に防ぐにも、犯罪者の更生にも、教育・支援、社会の環境、人々の意識というのは、とても密接に関わっているようです。

 

この本は、生活困窮者支援の湯浅誠明石市長の泉房穂を中心に、エコノミストの藻谷浩介氏、元厚労相事務次官村木厚子氏、元三鷹市長の清原慶子氏、元三重県知事の北川正恭氏、さかなクンとの対話を通して、地域のさまざまな課題や施策についてデータや実践結果を用いながら語っていく形式です。

村木:社会全体で犯罪はどんどん減っていますが、再犯率は全然落ちない。原因は釈放されても結局犯罪に追い込まれたときと環境が変わっていないからです。

(中略)

ショックだったのは、検事から「僕たちは正月前が忙しい。」と聞かされたときです。正月を拘置所で過ごしたい人が多いからと。あれは衝撃でした。

そのときに、障害分野でやってこられた方の言葉も思い出しました。知的障害の子たちが「自分に一番やさしくしてくれるのはヤクザのお兄さんだ」ということはよくあるんだ、と。

日本の福祉は、ヤクザと風俗と刑務所に負けていると言われて、やっぱり情けないな、これは変だよな、と感じました。

それがようやく再犯防止に光が当たり、特に地域がどう受け止めるかというのが大きなテーマになってきました。

 

明石市には刑務所があり、行政や制度として、また民間の力もいれて更生者支援にも取り組んでいて、目指すもの、民意を形成していく必要性・実践、難しさなど、また違う視点を得るヒントになるのではないかと思います。

 

 

いやー、実践に落としていくのって、難しいよね。すごい。

 

おすすめ本④15歳のテロリスト

4冊目はミステリー小説、15歳のテロリスト/松村 涼哉/KADOKAWAです。

「すべて、吹き飛んでしまえ」

突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。

少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤人を知っていた。かつて少年犯罪被害者の買いで出会った孤独な少年。何が、彼を凶行に駆り立てたのか?

進展しない操作を傍目に、安藤は行方をくらませた少年の足取りを追う。

事件の裏に隠された驚愕の真実に安藤が辿り着いたとき、15歳のテロリストの最後の闘いが始まろうとしていたーーー。

 

 

少年犯罪被害者である主人公、犯罪加害者の家族、記者、少年犯罪の厳罰化が必要と訴える議員、物語としてそれぞれの立場、境遇、思いが描かれた小説です。

 

タイトルほど内容はキツくなく、エグさの心配はありません。

15歳、被害者家族としての悲しさ、寂しさ、怒り、激しい葛藤。

加害者家族の悲しみ、絶望、恐怖、受忍。

 

 

心理や背景、さまざま関わる人たちの思い、思惑などを物語を通して擬似体験し、想像してみるのに良いかと思います。

 

おすすめ本⑤「両手にトカレフ

5冊目は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」のフレディみかこさんの小説、「両手にトカレフ」です。

 

 

日々の食べ物に困るほどに暮らしは苦しく、弟の面倒を見ながら学校に通う主人公ミアは14歳。薬と男に溺れ、自立できない母親、いやでも目に入るクラスメイトとの違い、”自分はまだ子どもである“というどうしようもない現実、絶望と諦め。

ある日、空腹を抱え入った図書館で手にした、日本に住んでいた女性(フミコ)が100年くらい前に書いた自伝。

住んでいる場所も、時代も違うけれど、彼女たちに訪れる危険や不安、子どもにはどうしようもない過酷な、どこか似た境遇に共振する。

 

イギリスに今いるミア、100年前に日本から朝鮮に渡ったフミコ。

ミアの現実(リアル)と、本の中のフミコと、行ったり来たりしながら物語は進んでいきます。

 

 

スマホやインスタ、音楽、友達など今のイギリスのティーンエイジャーの生活、階級社会、貧困、絶望と諦めの中でたくましく生きる14歳のミアの視点で綴られた物語は、年齢的にも感覚的にも、入りやすいのではないかと思います。

 

本人の努力だけではどうすることもできない環境に置かれた場合、その環境はいかに過酷で残酷か、少し理解を助ける1冊になりそうです。

 

おすすめ迷い本「闇金のウシジマくん」

有名な漫画です。

 

 

作者は真鍋昌平さんで、山田孝之さん主演でドラマ化・映画化もされています。

Amazon primeにもあります。

 

人間のどうしようもない面や、構造的な問題、さまざま絡み合った関係、貧困、犯罪、構造に落ちていく様やそこから立ち上がる難しさなどが、闇金融業を生業とする主人公のウシジマくんを通して赤裸々に描かれています。

人や社会の辛く恐い部分を少し垣間見たような気になれる、漫画とはいえ実態に迫る内容なので、よりリアルに感じる事ができる本だと思います。

 

ただ、描写が生々しくエグい部分もあるので、中1に適当かと言われると…微妙です。

暴力的なシーンや性的なシーンもたくさん出てきますので、注意が必要です。

 

ちなみにウチの子は「エグい」と言って挫折しています。

まだ早かったのかもしれません・・・。

 

おわりに

以上、割と穏やかに「犯罪や非行の防止や更生」についての実情や背景、課題や実践を知ることができる本の紹介でした。(闇金のウシジマくん除く)

 

この手の本って、けっこう心エグられるようなものも多くあります。

リアルに迫ることによって明らかにするという側面はあるにせよ、やっぱり中学生には刺激が強すぎるとかキツいかな〜?と思う内容もあったりします。

 

そんな中で、上にあげた本(闇金のウシジマくん除く←)は、比較的穏やかでありつつ、必要な点については描かれているんじゃないかと思い、提案してみました。

 

 

それにしても今時の中学生、扱う内容がスゴいですね・・・。

他にも、経済と環境についてのプレゼン資料の作成とか、私の中学生時代をおぼろげながら思い出しても、もう、なんか全然違うんですけど・・。

 

作文の出来はさておき、題材としてはとてもいいと思いますし、関心を持ち考えるキッカケになるのもいいと思いました。ただ、にわかには出来ないような内容です。むずかしい・・・。

 

今回の課題が判明してから、読んでいた本を中断して提案した本を読み始め、ラスト1冊まできました。私も追いかけて読み直しです。

 

子も読みながらアレやこれや思ったことや疑問に感じたことを話しかけてきたり聞いてきたりするので、私もできるだけ話題にするようにして、感じたことや考えたことをまとめる手助けが出来たらなぁと思います。

 

最初この宿題を知った時は取り扱うテーマとして、だいぶ重いな、と感じました。

でも、いいキッカケでもあるとも思いました。

読み終わってからまた世の中を見ると、少し違って見えるかもしれません。

こうして徐々に点がつながっていくのかな、と感じています。

 

作文としてまとめるのは・・・もう少し先になりそうです。

 

↓過去の優秀作品が掲載されています。

法務省:第71回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ~作文コンテスト結果発表

 

ではでは。

ぽにこ

 

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