こんにちは、ぽに子です。
前回の記事が長くなってしまったので前編・後編に分けています。今回は後編です。
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性教育は1日にしてならず。〜前編〜はこちらです。
今回は、実際に子どもの疑問にどういう風に答えてきたか、我が家バージョンの紹介です。
ちょっと言葉がどうなの?とも思う部分もありますが、だいたい我が家のありのままなので、一つの例として読んでいただけたら、と思います。
今までやってきた我が家の性教育問答
前回記事で書きましたが、色々教えてきてるんです。一応。
なかなか知識がつながるとか、合点がいくってまでは時間がかかるものだなーとつくづく思います。
では、我が家が子どもからの性の問いに、今までどう答えてきたのかをQ&A方式で書いていきたいと思います。(思い出して書いているので漏れてるものも多分あります)
Q. 赤ちゃんはどこから生まれてくるの?
A. 小さい子のあるあるですね。最初にあたる確率の高い質問です。
私は基本、隠さず直球でわかりやすく、を念頭に置いて説明しました。
股を開いて(もちろん着衣状態です)、ここら辺におしっこの穴があって、ここらへんにうんちの穴があって、この間に赤ちゃんが生まれてくる穴があるんだよ、状況によってお腹を切って赤ちゃんを取り出すこともあるよって教えました。
この方法は、Q. 女の人にはおち○ち○はないの?にも応用可能です。
Q. どうしたら赤ちゃんが出来るの?①
A. この問いには2段階で答えた記憶があります。最初に聞かれた時はあまりに幼くて説明しきれないと思ったからです。
最初は、お父さんの赤ちゃんの元である精子っていうのと、お母さんの赤ちゃんの元である卵子っていうのがくっつくと、赤ちゃんになるんだよ、と教えました。
言葉だけだと分かりにくいので、一緒に生命誕生のYouTubeも見ました。
Q. どうしたら赤ちゃんが出来るの?②
2段階目は、人体に興味を持って図鑑やら本やらで人体の大体の構造とか役割とか受精とか、そういうのを学んでくれた後あたりです。回答はこの次のQへ続きます。
サバイバルシリーズにはお世話になっています。
Q. どうやって受精させるの?(どうやって赤ちゃんができるの?②)
A. いよいよ突っ込んできました。
気持ちを整えて教えます。
赤ちゃんが生まれてくる穴におち○ちんを入れて、射精すると精子が出るの。子宮の奥で卵子が待ってて、精子が卵子まで無事にたどり着いて卵子の中に入れたら、受精だよ。
受精してからも、子宮の中に着地して、成長出来たらようやく生まれてくるよ。
すごいよね〜、たくさんの精子が頑張って頑張って進んで行って、やっと卵にたどり着いたと思っても、たった1個しか卵には入れないんだって。
やっとやっと受精しても、お腹の中で育つための場所にうまいこと着地しないといけないんだけど、それだってうまくいくとは限らない。
うまく着地出来たとしても、成長できない場合もあるんだよ。なんとか無事に成長できて、お腹の中で10ヶ月も過ごして、生まれるときに死んじゃう赤ちゃんもいるんだよ。
赤ちゃんが産まれてくるってすごいよねー。奇跡だよねー。
(実は、後半戦の話を妙に盛り上げて、前半部分を小さく見せるのに必死な自分に気づきました…あー、なんかごまかしてる!私!)
(話しながら、Q. どうやって射精させるの?に備えて回答を考えてたのに、突っ込まれなかった!ふー。)
併せて出産のYouTubeも見ました。(なかなかすごいのもあるので、事前にチェックするのをお勧めします)
Q. セックスって何?
A. うーん、まぁ淡白に言うと赤ちゃんを作る行為だね。
相手のこと、好きだなーって気持ちが高まってくると、そういう気分になってくるんだよ。でも、もちろん相手の気持ちも大切だから、相手のこともちゃんと理解して、気持ちも確認して尊重しないとダメだよ。命を作る行為だからよく考えて、将来のこともよーく考えてほしいな。
「え、じゃぁ、パパとママもしたの?」
「…コホン。まぁそういうことだね。」
Q. 生理って何?
A. 女の人はね、赤ちゃんが来るかもしれないって身体が妊娠の準備をするの。子宮をふかふかにして、受精卵のベッドみたいのを作るんだよ。
でも赤ちゃんが来なかったら一回片付けるの。準備したけど使わなかったものを出すんだけど、それが生理。
だいたい毎月1回来るんだよ。お腹痛かったり大変なのよー。何しろ面倒臭くてさー。
あなたの同級生はそろそろ始まってる子もいるよ。もし気づいても、冷やかしたりなんてのはもっての外だからね!相手のデリケートな部分を取り上げて晒すなんて有り得ないから(マジ顔)。
Q. 強姦って何?
A. 本人の合意なく無理矢理やる事だよ。あーたは絶対しちゃダメだよ。身体だけじゃなくて心も傷つける酷い行為だよ。
「それにしても、どこで知ったの?」
「ママが読めって言った本」
「え゛?!」
どの本に出てきたか今となっては記憶がありませんが、「しまったっ!」と思ったのは覚えています。まぁニュースでも出てきますしね。
後日、この前の話で一緒にみたい動画があるから一緒に見よう、と下のYouTubeみて色々話しました。おススメです。
同意を取るってどういう事か、わかりやすく説明されています。
併せて相手の気持ちを考えるとか、尊重するっていうことも継続してしっかり教えたいところです。
Q. 掘るって何?
A. ほ、掘る?!どういう場面のことだろう?どこで見た?YouTube?あ、そう。
うーん、たぶん、お尻の穴におち◯ち◯を入れることかな?でもこれで正しいか分かんないなぁ。
ってか、おい!
Q. コンドームって何?
A. おち◯ち◯に被せる道具だね。赤ちゃんが出来ないように、おち◯ち◯に被せて精子が出ないようにするんだよ。避妊って聞いた事ある?赤ちゃんができないように、つまり妊娠しないようにすることを避妊って言うんだよ。
ちゃんと使えるように、もう少し大きくなったら練習してみるといいよ。
コンドームは薬局とか、スーパーで売ってるよ。
後日、実際に売り場を見に行きました。(仕方ないかもだけど、あのパッケージだとそれと分かんないよね)
Q. 梅毒って何?
A. 時代劇映画(ドラマ)で出てきました。
性病って知ってる?性病の一種だよ。今また増えてるみたいね。
※性病については知ってました。
サバイバルシリーズか、働く細胞か、ウィルス系の本あたりに出てきたかな?
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Q. ラブホって何?
A. ラブホテルの略だね。たいがいがエッチなことするために利用するホテルのことだよ。
Q. ゲイって何?
A. 男の人が好きな男の人だよ。女の人を好きな女の人はレズって言うね。両方オッケーな人もいるし、色々だよ。見た目は男の人でも心は女の人だっているし、その逆もあるよ。LGBTって聞いたことない?
Q. 包茎って何?
A. おち○ち○って皮が被ってるでしょ?あの状態を包茎って言うんだと思う。引っ張れば先っぽが出てくるのは仮性包茎っていうんじゃなかったかな?あなたの場合はそっちだよ。4ヶ月検診の時、保健師さんに剥いてもらったから。
完全に被っちゃってる場合、中にカスとか溜まっちゃうらしいね。場合によってはバイキンが入っちゃって腫れたり大変になっちゃうこともあるみたいよ。お風呂入った時は、ちゃんと剥いて洗って清潔にね!
最近日中のテレビで上野クリニックのCMをよく見かけますが、どういうCMなのか聞かれた時も役立ちます。
Q. マスターベーションって何?
A. これは学校からの不審者情報の手紙に書いてあったものです。
自分で自分のおち○ち○とか、さわって気持ち良くなったり射精したりすることだよ。
「え?!気持ちいいの?」
「Maybe」
学校でやってくれないの?って言うけれど
知人に子どもと性関係について、まるで話したことがないという強者がいました。
子供に聞かれたことも全くないそうで。学校でやるんじゃない?って言ってました。
実際に学校でどれだけやっているのか把握していませんが、たぶん断片的だし量も圧倒的に少なそうだと想像します。
私は子どもが、知らないばかりに、自分自身や相手を傷つけてしまったりとか、後悔して欲しくないなーって思います。
自分自身も相手も大事にして欲しい。
だから、自分の口から伝えていきたい。
大事なことだから、学校で伝えるのはそれはそれで大事。でも、学校が教えるのは難しいだろうね。環境が整ってないし、学校に頼るって無理ゲーかなと思っています。
聞いてくれるうちが花!
まだ聞いてきてくれるウチの子は、チャンスが継続しています。
でも、これも私的には工夫してるつもりだったりします。
大事なことだっていうことを繰り返し伝えていたり、話しやすくするとか、聞かれても誤魔化さないとか、気をつけてます。言葉につまることはあります…
だけど、触れてはいけないタブーのような扱いをしたり、ネガティブな気持ちを与えるようなことはしないようにしています(つもり)。
反対に、子どもは夫には聞きません。
聞きたいことも、夫がいない時に聞いてきます。
夫は直球で答えないし、大概ごまかしてるwし、あからさまに恥ずかしがっているからだと思います。
そりゃ聞いても返ってこないどころか、ちょっとした拒絶感を感じると、聞きたくなくなりますよね。子どもだって、親だから安心感を持って聞いてきてくれてるんだと思うし。
聞いてくれなくてもチャンスは作れると思う。
ニュースやドラマで出てきた時もチャンス到来。
「○○って知ってる?」とか「お母さんの子どもの頃さぁ…」とか、切り口は何でもいいので話題にのせる。簡単に聞いていいんだ、話していいんだって空気を作る。
親からの問いかけはハードルはやや上がりますが、チャンスを狙えば、日常にぶっこむことは可能です。
来たる時に備えて、色々シュミレーションしておきますw
子どもはたぶん関心を持っているから、聞いていないようで聞いてると思います。
知りたいという気持ちは、強力です。
今は分かりやすい動画もたくさんあるし、 子ども向けの絵本や本も色々出ています。
でもやっぱり、小さいうちから始めるのが楽です。
小さいうちからやっていれば、恥ずかしさも減ります。
普段の健康管理の話題とか、ニュースの話題を共有するとかのレベルで性教育が気軽に出来ます。
それなりなお年頃になってから改めて話すのはお互い気合いがいりそうです。
気合い入れた割にはうまく話せないことも大いにあり得ます。
その時が来たら、腹を括って、大事な事だから、と直球に向き合ってみようかな。
知らないっていうのは、怖い事だから。
最後に
性教育は(に限りませんが)、1回で理解するのは難しい。
ボリューム的にも相当数割かないと、伝え切らないだろうと思います。
我が家も多分まだまだ足りなくて、この先も続けていくことになると思っています。
いろいろ伝えてきている(つもりの)我が家ですが、伝えている時の子どもの様子を見ていると、一生懸命理解しようとしている感じがします。
実際のところ内面までは分からないですが、一つ一つ知ることで成長の階段を上がっている自信になっているようにも見えます。
案外ちゃんと聞いてる。
でもそれがいつまで続くかは分からないし、この先、話しづらくなるかもしれません。その時はその時で考えるとして、今できることはやっておきたい。
子どもはいつまでも天使じゃない。
知らなかったで済まないこともある。
もしかしたら、我が家の方針が原因でとんでもないことになったりして…(怖)。
子育ては本当にどうなるか、わかりません。
だけど困った時は話してくれる関係づくりと、大切さを伝えることだけは、抜かりなく続けていきたいと思います。
ではでは。
ぽに子