こんにちは、ぽに子です。
今週末も、おキャンプに来てました。
いよいよ、暖かくなってきて夜の寒さの心配も少なくなりました。
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今日は初心者におススメの「ワンポールテント」の紹介です。
「キャンプを始めてみたいけど、どんなテントがいいのかわからない」
という方にむけて、
- 初心者にはワンポールテントがオススメな理由
- ワンポールテントのデメリット
について、書いていこうと思います。
私は初心者にはワンポールテントをおススメしますが、一番大事なのは、
「気に入ったかどうか」
だと思います。
機能面もそこそこ参考にしつつ、お気に入りの基地づくりにお役に立てたら幸いです。
- ワンポールがなぜ初心者にオススメなのか?
- 初心者のテント購入の悩みどころ
- 嫌になってしまう要素をできるだけ外そう
- ワンポールテントは、設営がラク
- テントの重さ・コンパクトさは素材次第
- ワンポールテントは全般的に軽くてコンパクト
- 生地部分(フライ)の素材を検討する
- おススメのワンポールテント
- おわりに
ワンポールがなぜ初心者にオススメなのか?
ワンポールは名前の通りテントの骨組みにあたるポールが一つなので、設営が簡単で、かつ軽量になるので、おススメなのです。
一般的なテントは、長いポールを2本クロスさせて骨組みとします。
それぞれ指定のスリーブ(ポールを通す筒状になっている場所)に通し、指定のグロメット(テントの裾付近にある穴)にポールを挿し、建てていきます。
テントによっては、クロスさせるところが2箇所(居室用と寝室用)あったり、出入り口などにもう1本通すのもあります。
初心者のテント購入の悩みどころ
空前のキャンプブームですが、これからキャンプを始めるにあたって心配なのは、
- 準備と片付けが大変そう・・
- 買ったところで続くか不安・・
- 全部揃えるとなると、いくらかかるんだろう・・?
- 保管場所どうしよう・・
といったところだと思います。
我が家も最初はこの辺りが心配でした。
キャンプ道具を全部揃えるとなるとそれなりに金額もいきますしね。
家での保管場所も考えものです。
一緒にキャンプをする予定のメンバーが、どれくらい乗り気なのかも気になるところです。
嫌になってしまう要素をできるだけ外そう
初心者キャンプは、
- 設営と撤収がスムーズにできるか
が大事な要素になってくると思います。
設営・撤収に時間がかかってしまうと、それだけで次はない可能性が高まります。
複雑な構造だったり(慣れ次第なんですが)、「やけに重い」とか、「やけにデカい」とか、イヤになってしまう要素があります。
もちろん、人によります。
キャンプに対する熱量高かったり、理想とするキャンプイメージを強く描いている人だったりすれば、簡単にそういうハードルを超えらるかもしれません。
でも、もし、
- それなりに理想とするキャンプイメージを持っている、程度だったり、
- 普段の日曜日はソファーでゴロゴロしているのがデフォの人だったり、
- うーん、ちょっと面倒くさいかも?という気持ちが頭をよぎる人だったり、
- 家にキャンプ道具一式を保管する場所どうしよう?とか考える人だったり、
- 保管場所が車と離れている(2階以上だったり、マンションだったり)の人とか、
- 車が小さいから積載量気をつけなきゃ行けない人だったり、
する場合は、
「ワンポールテントは一考の価値がある」と思います。
メインで設営する人だけでなく、参加するメンバーの負担を軽くして楽しいイメージが上回れば、次のキャンプに繋がりやすくなります!
ワンポールテントは、設営がラク
ワンポールテントは簡単に説明すると、テントの裾の頂点をペグで押さえて、真ん中にポールを立てればできちゃいます。(実際は張りを調整したりします)
動画もいくつかあるので見てみると、設営イメージの参考になります。
単純なので、「毎度毎度、迷う・・」ということから解放されます。
テントの設営がサクサク進むのって、初心者キャンパーがキャンプを楽しいと思うかどうかを左右すると言っても過言ではない、と私は思っています。
テントの重さ・コンパクトさは素材次第
テントは、
- 主に骨組みにあたる「ポール部分」
- 周りを覆う「布部分(フライ・インナー)」
で重量が決まってきます。
軽量化には、それぞれのパーツがより軽量であると言うのはベストですが、軽量化されたモノはそれなりにお値段も高くなります。
お値段の兼ね合いもあるし、キャンプスタイルによってそれぞれ適した素材があったりします。
ワンポールテントは全般的に軽くてコンパクト
ワンポールテントが軽くてコンパクトなのは、ポールが1つだからというのが大きいです。
山岳用など素材そのものの軽量化を図っているものは、その分高価で、とても小さいです。軽いことがもっとも重視されるので、居住性があるとは言いにくいです。
一般的なテントはだいたい20Kg前後の重量があります。
その点、ワンポールテントだと比較的お手頃の価格で手に入れることができ、軽量化とコンパクトさの実現が可能です。
テント | 重さ | 大きさ |
テンマク デザイン サーカスSTDX | 6.8Kg | 420×442×280(h) |
DOD ワンポールテント L | 12Kg | 460×460×300 |
コールマン タフスクリーン2ルームハウス | 19.5Kg | 560×340×215(h) |
スノーピーク アメニティドームM | 8Kg | 505×280×150(h) |
スノーピーク アメニティドームL | 9.8Kg | 540×310×165(h) |
生地部分(フライ)の素材を検討する
初心者はポリエステル
初心者におススメなのはポリエステル素材のものです。
テントのフライ部分(テントの外側をおおう生地)で使用される素材は主に、
- ポリエステル
- ポリコットン
- コットン
です。
フライ部分(テントをおおう生地)で扱いやすく、軽量なのは、ポリエステルです。
耐久性が高く、乾きやすいので、朝晩の気温差で発生した露も、撤収前に乾かすこともできます。(テントは乾かして保管しないとカビます!)
ポリエステル素材は、焚き火の火の粉が当たってしまうと簡単に穴が空いてしまうので、焚き火からは十分に離して使用する必要があります。
ポリコットンやコットンは、熱に強く、焚き火の火のこが少々とんでも穴が飽きにくいです。また、通気性や防湿性に優れているため、高い居住性を発揮します。
しかし、ポリエステルに比べポリコットンやコットンは重量がとても重くなります。
テントのコットンの重さはけっこう体力持ってかれるぞ
ポリコットンまでなら頑張れるかも
焚き火やストーブをする場合は、燃えにくい素材のポリコットン(TC)を選択するのはアリです。
だけど、ポリエステルに比べ、重くなってしまいます。
それでもポリコットンはコットンのいいとこを残して軽量化した素材なので、検討する価値ありです。
コットン素材は次のステップで検討をおススメ
コットン素材は燃えにくく、趣もあってカッコいいのですが、かなり重いです。
広げたり、畳んだりするだけでも重労働。
マジで体力持ってかれます。
これはある程度、キャンプに慣れてきてから検討する方向が良さそうです。
ペグもいろいろだけど、揃えるならコレ
ペグも素材、形状、特性等、色々あります。
基本的には付属のペグで大丈夫なことが多いと思います。
でも、現地で破損なんてこともありますから、不測の事態に備えて予備を用意しておくと安心です。
ペグは、ペグを打ち込む地面の質や風の具合、テントの大きさなどによって使い分けますが、キャンプ場の地面が土でワンポールであれば、
- 長さは20~30cm
- 素材は鍛造・ジュラルミン製
あたりの予備でイケると思います。
風が強く抜けてしまったり、思ったよりも硬い土だったりすることもあるので、ジュラルミンをメインに、鍛造が数本あるとより安心です。
- 鍛造ペグ・・硬い地面でも入りやすく、丈夫。しかし重い。
- ジュラルミンペグ・・軽くて扱いやすい。V字やY字など、地面との接地面が多いと抜けづらくなるため、柔らかい土質やぬかるみなどに。
ペグもテントの設営・撤収の疲れ具合を左右する大きな要素です。
重いけど鍛造で安全を確保しつつ、ジュラルミンで持ち運びと打ち込みを楽にしたいものです。
ワンポールテントでも15本くらいは使うので、集まれば重量も大きくなります。(タープも張るなら尚更ですね)
もし、使用予定のものが、プラスチック素材だったり細すぎたり短すぎる場合は、ペグを別に用意することを検討した方がいいです。
また、ペグを打つ道具も設営撤収を楽にするポイントなので、出来たらペグ抜きのついたハンマーを用意できると良いです。
おススメのワンポールテント
DODワンポールテント
S・M・Lの3サイズ展開です。
定員はS(3人)、M(5人)、L(8人)となっていますが、荷物を入れたり、快適さを考えると予定人数+1,2人で考えた方が良いと思います。
実際、3人でSはきついです。3人なら最低5人用(M)〜を選ぶと良いと思います。
また、インナーテントもついているので、ある程度の虫除け対策にもなります。
インナーテントを使用してマットと寝袋のスタイルで使用しても、インナーテントを外せばシェルターとして使うことも出来ます。
ひとつ、DODのワンポールテントはスカート(テントと地面の間を埋めるようにつけられている布)がついていないので、風が通る分、涼しかったり寒かったりします。
DODレンコンテント
DODワンポールで焚き火・ストーブもできるレンコンシリーズもあります。
インナーテントはつきません。
売り切れていた時期も長くあったので、キャンプ場で他の人とかぶることは滅多になさそうです。
DODのうさぎマーク、可愛いですよね!
値段もお手頃で、かわいくて、扱いやすい。
他のアイテムもDODで揃えたら、目を引く感じになりそうです。
店舗販売は限られていて、ネットが中心です。
たまにAlpen outdoorやトレジャーファクトリー(リサイクル店)で実物見かけることもあります。
テントにロープがすでに取り付けてあるので、こういうところも初心者向きです。
テンマクデザイン サーカスST
人気のテンマクデザインサーカスのポリエステル素材版です。
デザインはそのまま、軽量化とお手頃価格になっています。
テンマクデザイン サーカスTC
こちらはポリコットン素材です。
テンマクデザインのサーカスシリーズには、ワンポールだけでも複数の商品ラインナップがあります。
サーカスシリーズも、ソロ用のパンダ達とか、サイドトラップのついたDX、少し大きめなMIDやBIGなどがあります。
テンマクデザインはネットの他、WILD-1で店舗販売もあります。
展示品は店舗によりまちまちですが、サーカスシリーズは人気なので展示してある店舗が多いのではないでしょうか。
テンマクのシリーズは、ずばりカッコいいです!
店舗で素材や広さを確かめられるのもいいですよねー。
■ それぞれいいとこあり
DODのワンポールは全部セットでロープも取り付けられていて、インナーテントも付いています。初心者には最適です。
一方のDODレンコンテントやテンマクデザインのサーカスは、基本セットは揃っていますが、インナーテントはつかないので必要な場合は別途購入です。
インナーテントは使用せず、コット利用というのもありですね。
また、サイズ感でいうと、
といったところです。
先のDODワンポールに比べると、DODレンコンテントやテンマクのサーカスはステップアップ版という感じでしょうか。
でも、このくらいならそう差はなく、イケちゃうと思います。(無理はしない)
おわりに
初心者にワンポールテントをおススメする理由は、軽い!設営楽!コンパクト!だからです。
設営の楽さ、持ち運びの軽さ、コンパクトさは、初心者には重要項目です。
最初から欲張って疲れ切ってしまい、2度と行かないなんてモッタイナイ!!
あとは予算と理想と体力との兼ね合いですかねー。
少しずつ、ステップアップしていけばいいのです。
ではでは。
ぽに子