こんにちは、ぽにこです。
子どもが中学校へ進学し、学校にかかる費用について調べている中で、中学3年生になると「進路費」というものが徴収されていることがわかりました。
進路費って??
内容をよくよく見てみると、
「これは・・・私費負担が妥当・・なの・・?公費だったりしないの・・??」
「これは・・実費負担というより、寄附なのでは??」
「この費用が、中学3年生で請求されんの?!」
と、体の良いただの集金装置化している面や、グレーゾーン、曖昧さゆえの適当さが浮かび上がってくるものがあります。
今日は、子の通う公立中学校の「進路費」についての話です。
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進路費とは
子どもの中学校で3学年時のみ徴収している進路費は、学校徴収金に含まれます。
当自治体の学校徴収金取扱要綱によると、
学校徴収金とは、修学旅行費、校外学習費、部活動費、教材費、学年費、卒業対策費、生徒会費等、学校の教育活動上必要となる経費のうち、受益者負担の原則から学校が保護者から徴収した上で管理、執行することにより、児童生徒および保護者にとって利便性のある経費をいう。
となっています。
また、上記学校徴収金取扱要綱に基づき定められた学校徴収金マニュアルによると、学校徴収金の中の「進路対策費」に分類され、
進路対策費・・・生徒個人にかかる進路指導関係の費用
と位置付けられています。
つまり、進路指導関係の費用は、
「生徒個人にかかる費用で本来は都度個人で支払うものだけど、学校が費用を集めて使っていく方が生徒本人やその保護者にとって便利だからそうするね!」
ってことです。
飲み会の幹事みたいなもんだな!
だけど、義務教育に関する原則がどっか行っちゃって、この要綱やマニュアルの一文をもって「個人にかかる費用は受益者負担!」となってしまっているように思えてならないことが多々あります。
義務教育における受益者負担とは
義務教育における受益者負担とは、中央教育審議会初等中等教育分科会教育行財政部会の中間報告(2004)によると、
義務教育無償の原則
義務教育は憲法の規定により無償でなければならない。したがって、義務教育費は高校や大学のように授業料により受益者負担に転嫁することができず、原則として全ての経費を公費で賄わなければならない。
児童・生徒個人の用に供する教材については、義務教育無償の原則に触れるものではないと解されているため、必要な範囲で家計の負担を求めている。しかし、教科書については、義務教育無償の精神に則り、国において購入し、一人一人の児童生徒に給与することとされている。
義務教育費に係る経費負担の在り方について−第2章 義務教育費負担の現状、沿革及び国際比較−【中央教育審議会初等中等教育分科会教育行財政部会】
とされ、「児童・生徒個人が使う教科書以外の教材については、必要な範囲で家庭に負担をしてもらってます」と言ってます。
大事なとこは強調させてもらったぞ!
学校にかかる経費の負担
また、同中央教育審議会初等中等教育分科会教育行財政部会教育条件整備に関する作業部会「義務教育費に係る経費負担の在り方について(2004)」によると、学校にかかる経費のうち、
- 市町村立小中学校の基幹的な教職員については、都道府県にその人件費と旅費の負担義務を課すとともに任命権を付与する「県費負担教職員制度」が設けられている。その上で、全国的な義務教育水準の維持と教育の機会均等を保障するため、都道府県が負担する義務教育諸学校の基幹的職員の給料・諸手当に係る経費については、国がその2分の1の負担義務を負う「義務教育費国庫負担制度」が設けられている。
- 教職員の研修に要する経費
研修を実施の責任を負う任命権者(県費負担教職員については都道府県)が負担することになる。ただし、政令指定都市及び中核市は自ら研修を行いその経費を負担する。- 基幹的な教職員の人件費、旅費、研修経費以外の経費
それぞれの学校の設置者が負担する。そのうち、学校施設の整備については、義務教育諸学校施設費国庫負担法等に基づき、国が2分の1ないし3分の1の負担又は補助を行っている。
学校全体で使用する教材、設備、備品の整備、基幹的な教職員以外の職員(市町村費非常勤講師、用務員、調理員など)の人件費、その他学校運営に必要な経常的な経費
小・中学校の設置者である市町村が負担している。教材等の一部に国からの補助金が支出されているが、大部分の財源は市町村の一般財源である。
としています。
ということは、学校の先生の研修費や旅費は「公費」ってことだよね?!
都道府県の義務って言ってるね!
そもそも中学校の進路指導とは
文部科学省は、「中学校キャリア教育の手引き」のなかで、
進路指導は、昭和30年代前半まで「職業指導」といわれてきたが、戦後一貫して、中学校・高等学校卒業後の将来を展望し、自らの人生を切り拓く力を育てることを目指す教育活動として、中学校・高等学校の教育過程に位置付けられてきたのである。
「中学校における進路指導とは、卒業時の進路をどう選択するかを含めて、さらにどういう人間になり、どう生きていくのが望ましいのかといった長期的展望に立って指導・援助するという意味で「生き方の指導」とも言える教育活動である」
ここで、キャリア教育が就学前段階から体系的に取り組んでいくべきものである点に改めて注目する必要がある。一方進路指導は、学習指導要領上、中学校および高等学校(中等教育学校、特別支援学校中学部および高等部を含む)に限定された教育活動である。
キャリア教育は、就学前段階から初等中等教育、高等教育を貫き、また学校から社会への移行に困難を抱える若者(若年者無業者など)を支援する様々な機関においても実践されるのである。
一方、進路指導は理念・概念やねらいにおいてキャリア教育と同じものであるが、中学校・高等学校に限定される教育活動である。
と、キャリア教育と進路指導はねらいも目的も同じようなもんだけど、進路指導はキャリア教育の一部で、中学・高校に限定された教育活動と言っています。
さらに具体的な活動として、
- 個人資料に基づいて生徒理解を深める活動と、正しい自己理解を生徒に得させる活動
- 進路に関する情報を生徒に得させる活動
- 啓発的経験を生徒に得させる活動
- 進路に関する相談の機会を生徒に得させる活動
- 就職や進学等に関する指導・援助の活動
- 卒業者の追指導に関する活動
の6つの活動を通して実践されているようです。
【文科省】中学校キャリア教育の手引きー第2節キャリア教育と進路指導 」
つまり、受験に特化した出口指導だけではないと強調したい気持ちを全面に出しつつ、就職や進学に関する支援は立派な教育活動ってことだよね。
そういうことっぽいね!
子校(公立中学校)の進路費内訳
子の中学の進路費は中学3年生のみの集金で、ひとり2,500円です。
全体でおよそ55万円ほどになります。
進路費の主な支出は、
- 消耗品費・・印刷用紙、プリンタートナー、文房具(約37%)
- 印刷費・・進路担当職員の名刺印刷(約1%)
- 通信費・・切手、郵送料(約5%)
- 負担金・・連絡協議会負担金、説明会経費(約2%)
- 資料費・・高校ガイド、入試問題集等の購入(約12%)
- 渉外費・・講演、面接練習講師お礼(約1%)
- 会議費・・進路検討会、調書とりまとめ会議、小中引き継ぎ会(約4%)
- 交通費・・高校訪問(約3%)
- 予備費・・卒業記念・寄贈関連、掃除用品(約35%)
という感じでした。
むむ、またしても寄附っぽい内容があるぞ・・
子校の場合、中学3年次集金の進路費とは別に教材費として、
- 進路に関する副教材・・3年間にわたり総額2,500円ほど
- 進路適性検査・・550円
- 実力テスト・・3年間にわたり総額7,500円ほど
が徴収されています。
消耗品
家庭から徴収した進路費のうち、4割を占めるのが消耗品です。
内訳は、
- インク、トナー・・68%
- 封筒類・・12%
- 文具類・・9%
- 用紙・・1%
- ケーブル類・・8%
- 収納用品・・2%
でした。
圧倒的インク!!
これ、紙とバランスあってる??
進路に関して説明会や資料配布が度々あり、多くのインクやトナーを大量に消費するのは理解できます。
(私は中学校が作成した資料の一部を見ただけですが、けっこうな量です・・・。)
が、私はトナー・インク代の実費を払った風の寄贈が半分含まれていると思っています。用紙とのバランスが著しく悪いし、そうやって援助しているのを今まで見てきたからです。(実際線引きは難しいしね)
それにしても、公立中学校が進路にかかわることについて作成した資料って、家庭の実費負担扱いなんですかね?教育の一環ではないと?
学校の教育課程外の部活動に関するプリント、実費請求されたことないですけどね〜?
印刷費
校長先生と進路担当の先生、計3名分の名刺でした。
・・・これが私費〜〜(白目)
ちなみに市の学校配当予算の印刷費は、学校要覧などを外注して印刷するために使われていると聞きました。先生方の名刺は対象外?
生徒と保護者の真心でも込めるために私費ですかね?
※学校要覧とは、学校のパンフレットみたいなものです。
通信費
主に郵送費です。
郵送費の内訳は
- 願書提出・・27%
- 要録妙本送付・・33%
- 卒業記念写真送付・・40%
でした。
願書については同じ学校を受ける生徒が何人かいたり、そもそも今時は学校がとりまとめて提出するようになっているところもあり、それにしても、ここには私立の願書提出は1校しか含まれません。
確かに個人にかかるものだけど、全員じゃない・・ってか、せいぜい全生徒の半分くらい。
その代わり私立は入試相談※で書類提出があるからってことかな?
それにしても、やっぱり全員じゃない。
人によって受験する数も違うし。
とは言え、一人一人費用を計算して請求するって言うのも煩雑すぎるわよね。
また、要録妙本は学校教育法施行規則第24条によると、
校長は、その学校に在学する児童等の指導要録(学校教育法施行令第三十一条に規定する児童等の学習及び健康の状況を記録した書類の原本をいう。以下同じ。)を作成しなければならない。
校長は、児童等が進学した場合においては、その作成に係る当該児童等の指導要録の抄本又は写しを作成し、これを進学先の校長に送付しなければならない。
校長は、児童等が転学した場合においては、その作成に係る当該児童等の指導要録の写しを作成し、その写し(転学してきた児童等については転学により送付を受けた指導要録(就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行令(平成二十六年政令第二百三号)第八条に規定する園児の学習及び健康の状況を記録した書類の原本を含む。)の写しを含む。)及び前項の抄本又は写しを転学先の校長、保育所の長又は認定こども園の長に送付しなければならない。
とあり、校長は進学先に送らなきゃいけないようなんですよね。
校長がしなければならないことに関する費用(郵送費)が保護者負担?
WHY?
それに、この通信費には「卒業記念写真の送料」が入っているんですけど、見事に混ぜてるご様子です。
卒業記念写真自体は卒対費から、送料は進路費から。
まぁ、結局同じお財布から出るんだけどさ・・
中身に関わらず払わざるを得ないトラップ(罠)とも言える〜!
願書の書類郵送について、個人で負担になるのは当然だと思いますが、内容は不均衡だし、都度都度個別に集めるのも煩雑だろうなと思う一方、要らんものも含まれてるっぽいし、公費負担妥当っぽいのも混ぜてるし。
負担金
出ましたー。よくわからない連絡協議会。
コロナ禍の影響か、1/3ほどに減額されている様子です。
しかも、なんていう名称の連絡協議会か記載がない。
あれ?なんの連絡協議会か聞かないなんて珍しいね?
うん・・めんどうなの。あとでまとめて聞くかも。聞かないかも。
そのほかに、市立高校の合同説明会の経費もここに含まれてる。
運動系の大会の負担金は市が負担してるのもあるんだけどね〜
資料費
資料費は主に「高校受験ガイド」「高校入試問題集」などに使われていました。
各クラスに1冊。
35〜40人に1冊?コピーして使うんかな?
う〜ん?
いや、あれば何かと使えるんでしょうけど。
渉外費
こちらは主に講師謝礼。
中学3年生になると、中学校と大学の連携学習ってのがあるみたいで、その講師とか、面接練習のお礼みたいなやつ。
すごいわずかな金額なので、手土産程度なんだと思うんですが・・・。
そもそも謝金は払っていないのかな??
・・・これも生徒個人が受益するサービスに対するものだから受益者負担、ってことなんですかね??
うーーーん。
生徒ひとりあたりに換算すると、10数円なんですけど、学校(市)が計画した進路についてのプログラムで依頼した講師に、お礼をする(お土産を渡す)ために集金・・?
学校配当予算にも、「報償費」っていう項目はあるんですが「総合的な学習の時間用」と縛りがあるようなので、そちらからは出ていないのかもしれません。
確認してみないことには謎ですね。
会議費
主に進路検討会議や調書とりまとめ会議、小中引き継ぎ会議で提供される、お茶菓子代、昼食代でした。
進路検討会議はもしかしたら、学内だけではない大きな会議なのかもしれません。
調書とりまとめ会議というのも、大がかりな会議なんだろうなと想像します。
しかし、小中引き継ぎ会議とはどういうことでしょう??
小学校中学校の引き継ぎ会議で提供されるお茶菓子代が、中学校3年生の家庭が負担する??
ショ、ショウチュウ??
ここはオレが払っておくから(先輩風)(だけど強制)みたいな??
それとも、中高の入力ミスでしょうか・・・
さらに言えば、市の学校配当金には「食糧費」というのがあって、それこそ会議や講師へのお茶菓子、手土産代などはここから出るのですが、進路にかかわるものは、対象外なんでしょうかね・・?
こうなってくると、進路にかかわるものは学校の業務外という扱い・・なんでしょうか?いやしかし・・・。
交通費
先生方の「入試相談会」の交通費、入試駅確認のための交通費で計上されていました。
先生の交通費って、保護者の負担になるんだ!
と驚きました。
そもそも入試や受験に関することは、本来的に学校の先生の業務外だというならまた話は変わってくるのですが、学校徴収金は「学校の教育活動上必要となる経費のうち・・・」と、学校の教育活動上必要があって徴収しているはずなんですよね。
(あれ?公立小中学校の先生の旅費は都道府県に支払い義務があるんじゃなかった??)
・・・学校の教育活動上必要ではあるけど、教員の業務外だったりする・・?
ワタシ、コンランシテルヨ・・
生徒の代わりに、代理で行っているから、実費を徴収しています、という理屈かな?
(つまり、それは公務ではない??まさかの好意?)
まっさかカーニバル!!
それとも市から出ないから保護者が出してる?
(じゅうぶん有りうる・・)
明細から見えてくるだけでも、タイトな日程と金額から、おそらく先生たちで手分けして一気に何校も回ってると想像できるんですよ。
そもそもそれまでに、それぞれの学校に必要な書類を調べて知らせて、書かせて集めて、その間に授業もあれば行事もあって部活もあって、それはもう、想像を超える怒涛な日々なんだろうな(´Д`;)・・と思うんです。
が。
ここまで先生がやる仕組み自体どうかしてる・・。
受験校決めるための相談を受けたり、情報提供したりは支援として非常にありがたいし頼りたいと思うんですけど、書類提出したり、入試の駅の確認したりは、それこそ各々が個人の時間でやるものなんじゃないんでしょうかねぇ?
入試相談※なんかは、学校の先生がとりまとめて仲介することで成立しているような面があるから、その仕組み自体をどうにかするのでないなら、もうこれは完全な業務でしょ。
と、話が逸れてしまいましたが、うちの市は学校配当金に「旅費」がなく、教育委員会の扱いになってるんですよね。必要に応じて教育委員会が出すってやつです。
もしかして、これがネック(手続きが煩雑とか?)になってたりするんですかね〜?
学校にとって、保護者から集めたお金は非常に使い勝手がいいらしいですから。
いわゆる「機動的に使える」ってやつよ!
※入試相談とは、主に首都圏の難関校・上位校以外の私立高校で実施されている実質「内定制度」みたいなもの。様々条件があります。
予備費
予備費という名の卒業関連費用です。
予備費という名を語っているくせに、進路費全体の3割を占めます。
もう何でもアリだな!
ちょっと(かなり)ガッカリというか・・。
内訳です。
- 掃除用品購入・・5%
- 学校の備品購入に該当するもの・・60%
- 個人に属する卒業記念品の補助的なもの・・35%
なんでー?
なんでー??
なんで学校徴収金で学校の備品買っちゃう??
もうワタシ、疲れました・・
力をふり絞って言いますけど!
進路費などと謳って一律に集めたお金から、公立学校の備品を買って寄贈するのは、寄付の割り当てに該当しますよ!
(割当的寄附金等の禁止)
第四条の五 国(国の地方行政機関及び裁判所法(昭和二十二年法律第五十九号)第二条に規定する下級裁判所を含む。)は地方公共団体又はその住民に対し、地方公共団体は他の地方公共団体又は住民に対し、直接であると間接であるとを問わず、寄附金(これに相当する物品等を含む。)を割り当てて強制的に徴収(これに相当する行為を含む。)するようなことをしてはならない。
卒業する3月に買ってるんですよ。
なんなら、卒業後の4月に買っているものすらある。
学校の備品になるものを。
それで、保護者への決算報告は2月(おい、どうやって監査した?)
集めた進路費が余りそうだから、どうせなら学校で有効活用して→すごくありえそうなパターン。
でもそれ、誰の意見?
ついでに。
この年にPTAから寄贈されてる記念碑。
その代金の振込手数料も進路費から出てる。
(この記念碑もね、ウチの場合、特定の部活の特定の人の強い意志が働いていると思うのよ・・。本当にみんなが建てたかったかって相当疑問。)
進路指導費は学校により全然違う
と、ここまで子の通う公立中学校の進路費について書いてきましたが、進路費といっても学校によって全然違うようです。
- 進路指導、高校の入試及び事前相談等に要する経費
- 就職する生徒との職場訪問及び事前相談等に要する経費
この告示は、福津市立中学校(以下「学校」という。)に対し、生徒の進学・就職(以下「進路」という。)に係る情報及び資料の収集並びに関係諸機関との連絡調整等に要する経費(以下「対策費」という。)を交付することにより、生徒の進路選択の効果的な指導を図ることを目的とする。
補助金ではなく、予算で組んでいるところもあるだろうし、ウチみたいに、いろいろ混ぜ込んで載せてくるところもあるし、PTAが進路対策費等として会費から出しているところもあるし、実力テストとか郵送費の実費のみ請求のところもあるみたいだし。
でも、ウチのとこもそうだったけど、保護者に配布される決算資料は、大まかにしか書いてないから、実態はわからないっていうのがほとんどなんじゃないかな〜。
ウチんとこも、明細請求しなければ、わからなかったことばかり。
(しかも蓋をあけて???な内容・・)
おわりに
子が中学に入って半年。
まだ一部の点でしか捉えきれていないと思うし、「そういう事情があったのか!」ってこともわからずに言っている部分もあるかもしれない。
詳しく調べるうちに、先生も走り回ってくれてるんだなって感じることも多い。
本当にありがたくて頼もしい。
ウチなんて受験事情に全然詳しくないし、頼るのは学校の先生しかいないだろうし。
ただでさえ忙しいんだから、煩わせるより楽にさせてあげたい気持ちもわかる。
だけどね。
こうやって脈々と連綿と、保護者も教職員もよく分からないままお金を払って払わせて、手っ取り早く済ませてきてしまったから、学校にかかるお金の実態が非常に見えにくくなってしまっているのはあるのよ。
実際、取り扱いもごちゃ混ぜなところ(本当、ひどいもんだよ)や、業務の線引きも曖昧で、誰も明確に説明できないんじゃないか疑惑もある。
もう、今までの慣例を唯一の基準にするしかない状態。
本来、公費で賄うべきものも誰にも把握すらされず、その年その年でやっつけてきた現実。
業務内容や私費と公費の区別を明確にするって観点がなかったら、保護者にとってはそれはもうスゴいお得ですよ。
たった2,500円負担すれば先生がここまでやってくれるんですから。
(先生がどこまでやるのかの線引きも、あるとは思えない。こんなんばっかやってたら地獄な未来しか見えない。)
でもこういうの、ずっと繰り返してきた結果、
一向に増えない教育予算。
一向に改善されない教職員の労働環境。
エンドレス。
一体どこに向かっているんでしょう?
これ、学校や教育委員会は説明できんのかな?
で、いつ聞くの?
聞きたいこといっぱいあるっしょ?
そのうち〜
☆学校徴収金に関心を持つ方にはコチラの2冊がおススメ!
ではでは。
ぽにこ
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